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料理への想い

当館「ホテルあしりニセコ」には面白い現象があります。


宿泊していただいたお客様の中には、チェックアウトしてお帰りになる際に、「ご馳走様!」とおっしゃる方が多数いらっしゃいます。

料理人の我々にとってはこれほどありがたい言葉はございません。温泉宿としての全体の中での料理の評価と承っていますし、 我々の今後益々の精進努力の糧とも考えています。

「ホテルあしりニセコ」は何度もお客様にお越しいただくおかげで、今日まで営業して来ることが出来ました。料理に対する考え方に、変わらぬこだわりを堅持してきたおかげと認識しています。

料理を写真で撮って表現しても、残念ながら全ては伝わりません。しかし 実際にご賞味頂ければ、必ずご理解いただけると信じて包丁を持っています。

   味覚を通して「味」。

   臭覚を通して「薫り」。

また視覚を通して、

   九州有田焼の「形状と色彩」。

これらに料理の「彩と味」を調和させて、感性に訴える芸術品にまで高めるべく努力しています。それゆえに是非感じていただきたいのが「心」です。

厳しい修行を積んだ、もしくは修行中の我々料理人は、決して手間隙を 惜しむことはありません。

 

お客様に喜んでいただける時間と空間を提供する為に、調理場からお料理を媒体としてお客様に伝達したいのが「心」です。私共は、常に料理にメッセージを託して、お客様と会話したく思っています。

お食事をおいしいと感じていただけるスパイスを並べますと、はなはだ残念ではございます が、一番目は「空腹」です。二番目に「お仲間」。三番目に「雰囲気と接客」。 そしてやっと四番目に「味付け」が出てくると自覚しています。

 

しかしながら、四番目の味付けは、一番目から三番目までの全てを支える基本とも考えています。

 

そういう意味でお味付けは食事の命であると常に自覚心を持って調理しています。また食材の有効利用に対して、常に「もったいなさ」を忘れません。

お客様 には最高の部分を使わせていただき、 我々はその他の材料を残すことなく、常にお客様の食材の吟味食材資料としてまかない食に使わせていただいております。

そのことも「おもてなし」の一環と自覚しております。何故かしらわからないけれど、居心地の良い時間と空間をお客様に提供することが、我々料理人の務めと考えています。

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